えひめ人図鑑 井関邦三郎 氏

えひめ人図鑑 井関邦三郎 氏

井関邦三郎(いせき くにさぶろう)氏は、1899年に愛媛県北宇和郡三間村(現・宇和島市)で生まれました。農家の次男として育ち、農業の過酷な労働を目の当たりにした経験から、「農家を過酷な労働から解放したい」という強い信念を抱くようになりました。

1919年、郷里で除草機の販売を始め、1924年には「井関農具製作所」を設立。1926年には松山市に工場を移し、「井関農具商会」と改称して高性能の全自動籾すり機の製造・販売を開始しました。その後も耕うん機、コンバイン、トラクター、田植機などを次々と開発し、日本の農業機械化を牽引しました。

井関氏はまた、愛媛県工業倶楽部会長、松山商工会議所会頭、愛媛県経営者協会会長、済美学園理事長などを歴任し、地域の発展にも大きく貢献しました。1970年に逝去されましたが、その功績は今もなお多くの人々に影響を与え続けています。

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