えひめ人図鑑 越智直正 氏

えひめ人図鑑 越智直正 氏
越智直正(おち なおまさ)氏は、1939年に愛媛県周桑郡(現・西条市)で11人兄弟の末っ子として生まれました。中学卒業後、15歳で大阪の靴下問屋「キング靴下鈴鹿商店」に丁稚奉公に出て、靴下業界でのキャリアをスタートさせました。
1968年、29歳の時に独立し、靴下卸売業「ダンソックス」を創業。1977年には株式会社ダン(現・タビオ株式会社)を設立し、社長に就任しました。1984年には福岡県久留米市に「靴下屋」1号店をオープンし、フランチャイズ展開を開始。2000年には大阪証券取引所2部に上場し、2002年にはロンドンに海外初となる店舗を出店しました。
越智氏は「靴下業界の良心たれ」という理念のもと、品質にこだわったMade in Japanの靴下づくりを追求し、タビオを靴下のトップブランドに育て上げました。2008年には長男の越智勝寛氏に社長職を譲り、代表取締役会長に就任しました。
2022年1月6日、越智氏は不慮の交通事故により82歳で逝去されました。その生涯を通じて、靴下業界の発展と日本のものづくりに多大な貢献をされた越智氏の功績は、今も多くの人々に影響を与え続けています。
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